馬頭琴

モリンホール

字の通り楽器の一番上には木で彫られた馬の頭の彫刻がついています。
私の楽器は,この頭の下に竜の顔もついています。
古い時代には,部族の王様の顔が彫られていたそうですよ。
棹が長くて弦は2本です。でもこの1本の弦は細い糸を束ねて出来ています。
太い方の弦は(外弦)120本。細い方の弦は(内弦)80本くらい束ねてあります。
昔は馬のしっぽの毛を使っていました。現在はナイロン弦を使っているのが主流です。(馬のしっぽは、照明の熱や、湿気に反応してしまうからです。)
胴体は木です。松系と桐系が主です。
これも、元々は、表面に、牛や羊の皮を張って使っていました。
弓は、弓と言うように、元々は、弓なりの形でしたが、今は、かなりバイオリンやチェロのようです。

演奏法

まず両足で楽器の胴体部分を挟みます。楽器は少し左斜めにかまえます。
右手で弓を持ちます。弓の持ち方は、バイオリンやチェロとは違い、お箸の持ち方に少し似ています。小指と薬指を、弓の毛に引っ掛けて、強く弓の毛を指2本で押さえながら弾くのが特徴です。
左手の弦を押さえる方もユニークです。
人差し指と中指は、爪の付け根の部分で、弦の横に押し付けるようにして演奏します。
小指で内弦を押さえるときには外弦の下に小指をくぐらせて押さえます。
ハーモニクス奏法の時は、親指を内弦に当てて音を出します。